お子さんが、宿題をまじめにやらず、
それでもテストで100点を取ったら、
あるいは、
とても頑張ったけど、70点だったら、
どっちの事例をほめるべきか。

「結果」をほめるか「過程」をほめるか。
これは、とても難しい問題です。

最近の書籍を見ると、
後者の努力の過程をほめる意見をよく見ます。

ベストセラーになった「学力の経済学」中室牧子氏
によると「ご褒美で釣ってもよい」
「ご褒美は、インプット(宿題をちゃんとすること)に与えるべき」と、あります。

これ、現場を見ると様々なケースがあり、
絶対的に正解はこっち!とは言えません。
塾の立場からいえば、家でしている努力は見えませんから、
100点を取ってくれば、それは、ほめます。

しかし、前者の100点をほめると、
お子さんが、「終わり(結果)よければすべてよし」と思ってしまいます。
あまり勉強しなくても100点取れるかな?と勘違いし、
その後、努力しないことも。
(もちろん、性格には個人差があります)

結果として、
小学生のとき   → カンで楽勝の天才児
中学生になると  → むむ、でもなんとか受験はクリア
高校生になったら → カンは通用せず、天才児はどこへやら・・
なんて事例をたくさん知っています。

一方、後者の70点は、それまでの努力をほめないと、
頑張ってこれだけか・・と、自信をなくして、
勉強しなくなる可能性もあります。

「学力の経済学」にもありますが、
子どもの立場に立って考えると、過程をほめられるということは、
何をすればいいのかが明確です。
「宿題をちゃんとやる」「本を○冊読む」「忘れ物をしない」・・
100点を取ればほめられるというのは、行動が具体的になりません。

だから、まずは、努力した過程をほめる。
この、過程を重視することが、学力アップのカギになるのです。